2002年8月4日
全部忘れる為に
海に行こうって思った

電車から見える景色は
優しくて、何故か少し懐かしい感じがした

携帯の電源も切って
今は、誰とも繋がっていない
自由な状態

駅につくと、潮の香りがした
なんとも言えない気持ちが
胸に込み上げてきて
なんだか嬉しくなった

海は夏休みに入る前だったので
人はまばらにいるだけだった

天気は曇り気味だったけど
静かで、心地が良かった

砂浜に腰を降ろして
海を見ながら
頭の中をからっぽにしようって思った

でもやっぱり、出来なかった
何処にいても何してても
頭の中が休まる事はなかった

どうして、もっと感動出来ないんだろう
なんだか独りでいる事に
不安になってしまった

一体、あたしは何しにきたんだろう・・・

一生懸命忘れようと努力して
余計に気になってしまう
きっと、そんなふうに努力しようって
思わなくなった時が本当に“忘れる”ってことなんだと思う


この広い海みたいに
なんでも飲み込んでしまえるような
そんな人間になりたい

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